点から面へ 2020-10-22

「もっと光を」と言うに及ばず、「照明は不要だ」とするくらい、日中では外部の雰囲気を取り入れる設定とした。中にいながらも、外の様子や流れる時間、季節の移り変わりを空間全体で園児に感じてもらいたかった、というのが第一の理由といえる。その方法や表現は幾通りも考えられるが、行き着いた内容には前述の理由以上の要因があった。否、「行き着いた」のではなく「元からそうすべき」と考えていた、という方が正確かもしれない。なるべく先入観を持たず、第一印象として生まれたイメージを様々な要因や検討、対話により打破していくことが、さらなる可能性を生み出すものとして認識してきたはずなのだが、この光に対するイメージは何故か初めから変わらなかった。それは、この場所にそそがれつづける人の想いを一つの点に現して、そこから面にひろがるイメージが根底にあったからだと言える。