定例no.25 2020-10-27

時間だけをみると残りおよそ一ヶ月で完成予定。
外装及び内装共半分程度は完了しているが、半分は未済といったところだ。コップの水が、まだ半分も残っているというか、もう半分しかないというか。時間も味方につけどちらも利するとすることが、ゆとりを伴った所作を生み出すことになるが、ともすれば竣工に間に合わなくなる状況下、それも単眼的だとすることもできる。コップの水を見る目が、そもそも近視なのか遠視なのか、乱視なのか老眼なのか、それとも眼鏡越しか、此処の状況に見合った視点が必要だろう。と、焦燥感を紛らせつつ現場を回る。

 

 

現場を回りながら再認識したことは、時間の制約が様々な間違いを引き起こす可能性を高めるが、逆に集中力とパフォーマンスの向上にもつながるということだ。多分に疲労とストレスに左右されるこの天秤を制御することが全ての生業の要といえるかもしれない。ただ、間違いが起きた場合、さらなる悪循環を誘引しないよう見切りをつけることが監理者に求められる。間違いの度合いは? 残り時間と工数、発破を掛けるか機転を利かすか、図面の通りか意図の通りか。様々な性質をもった分銅を、天秤のどちらにのせるのかを含めバランスをとる必要がある。落とし所とよく言われるが、落としちゃいけない釣り合いどころと言った方が納得がいく。