慌ただしく作業が進んだ現場は、目まぐるしく出来上がりつつある。
空間の骨格があらわになり、心の中で小踊りしたくなる気持ちになる。そんな感情を抑えながら現場を見て回り現場担当者や職方と話をする。この雰囲気は、建築でいうところの外部足場が取れて全貌がみえた時と似ていて、諸々の積み重ねが形になりはじめた瞬間ともいえる。これまでどの工程においても同様の密度で進み、これからも同じなのだが、この瞬間によってこれまでとこれからを強く結びつける感覚を得ることができる。フィードバックとビジョンが両方面前に現れるという具合だろうか。不思議だけどとても有意義な時であり、この瞬間は決して逃してはいけないといつも思う。

