マイ備忘録 2017-09-11

「人は、浪人した場所に戻ってくるのよ」
仕事でお世話になった学校法人の理事長さんから、世間話の途上、思いもよらない言葉を拝聴する。

この理事長さんは、高齢の女性の方で、今まで万を超える子ども達を育て送り出してきた、その道の専門家。その方が仰ってくれたこの言葉に、すかさず神戸に拠点をおき活動している経緯などなど、自身のなりゆきをうれしくなりながら矢継ぎ早に話をしてしまった。それを聞きながら理事長さんは、にっこり微笑み、こうも言われる。

「私、教育者だけど、浪人は是非すべきだと思うの」
「う〜ん、、複雑ですが確かにそう思います」
と、返す言葉の中にふと思いつくことがあった。

戻ってくるのなら、その行動の中に自分の拠り所と関係するなにかがあるのかもしれない。もちろん、そんな関係を見出すことができる行動は人によって異なるのは当然だけれども、あまりに自身のなりゆきと相まり過ぎる。これは自身の中にある潜在的な意識が、会話の中にひょこっと顕れた瞬間だったかもしれません。そして、人が拠り所とする感覚を、ひとつ身を以て確かめてみようと思った瞬間でもあった。