外装に関わる諸項目を整理しながら、施工が進む屋根部分の納まりについて重点的に確認していく。
気持ちの良い秋晴れが空を覆い、現場にも少しづつ秋の訪れを感じることができる。敷地の中に残置した桜の古木は、何事かもないように葉を色づかせ、今のところ危惧していた工事の影響も受けてない模様で、ほんの少し気が楽になる感覚を受ける。ただそんな感覚も、屋根に登るとあっという間に何処へやら。図面ではなかなか現れない奥行き方向のリアルを具に感じ取りながら、職人と各部の納りについて協議を開始した。多くの図面をもってしても、最終的にどのように加工され設置されるのか、これを現場で確認しないことには責務を全うしたことにならない。特に水に関するところは、確認を怠ると建築寿命を早める結果をもたらし、関係者に多大な迷惑をかけてしまう。知識と経験、施工や機能への配慮など想定できる要件を総動員しながら、その場ですったもんだ検討する。
