現場の経緯を垣間見る 2022-08-06

諸々の情報整理と初期の必要資料をまとめることに時間が過ぎる。
あらかた空間の骨格やビジョンを想像しつつの作業でもあったが、やはりほとんどは資料作成に手を取られていた頃だっと思う。事業主である法人のK部長から、現場に用事がありそのついでに撮影した写真を送っていただいた。激しい雨の後に撮影されたその写真は、現場やその周辺が経てきた状況を如実に表していて、とても参考になると共に計画的な目線にふと立ちかえる機会を与えてくれた。元は大阪の著名な組織事務所が設計した公共建築物でありながら、出入り口に土嚢袋がつまれているなど、雨水に関する仕舞いがおろそかなのかな?と予想はしていたが、これほどまでとは思わなかった。

後に判明したことだが、築50年を迎えつつあるこの建築物ももれなく時のニーズに合わせて改変が繰り返され、その途上で雨水排水の機能が見落とされてしまったののであろう。海に面する南側のサッシュ類もこの改変の一つであるが、海水を含んだ風雨を受けるとステンレスサッシュでも錆は進行する。当然のことながら改めて留意事項を認識し、また現場をいつも気にかけ行動していただける事業主の存在に感謝すると共に、こちらも大いに反作用しなければと思う。