計画場所では耐震改修工事が別途進行し、場内に新設される耐震壁を型枠で覆う前に設計関係者を連れ現場を確認する。前回の現場訪問から今回までの間、新たな耐震壁のスリーブ等について担当行政や現場担当者に無理言って調整してもらい、こちらの計画がなるべく機能的また無駄がでないよう配慮していただいた。その再確認と共に、より専門的な視点をもって現場ですり合わせを行う。現場の諸作業は、事前に拝受していた耐震改修後の計画図内容とほぼ変わらないと思われ、設備担当者と共に計画素案について方針や諸元を共有していく。

現場での打合せは、机上と違い具体でありそのものであるから、確実にまた早く共有の度合いを高めることができる。しかし油断は大敵。落とし穴はどこ其処にでも待ち構えていると考えるべきであった。後に失敗に気付いた時はこちらの工事が着工したばかりで、その内容も自身の範疇外だと主張できるものであったが、そうすると時間を滞らせ様々な不和を引き起すことが容易に想像できた。施工者と協力し卒なくリカバーしたが、この下見の際に気付いていれば無駄な作業も発生しなかったであろう。ただ、、範疇や責任分界点というのは難しいもので、社会的な立場や役割を成り立たせる一方、関連する背景や状況如何によっては横断や見通す技量が必要なのかもしれない。日々勉強あるのみ。
