本日は晴天ナリ。
前回は雨だったので、次は晴れるよう祈っておいて正解だった。
(このお祈りが、後でちょっとしたアクシデントをもたらすことになる。)
その間雨の日もなく、工事は順調に進捗する。
表向きは前回同様だけれども、地中ではとんでもないことが起きていた。それは、地盤が軟弱なため柱状改良(セメントと現地土壌を添加・攪拌しながら筒状に掘削し、最終的に柱状のセメントを地中に形成する地盤改良工法の一つ)を施し、化学反応により強固な地盤へと変化を遂げているのであった。そのはずである。
地盤改良は、メーカーのデータや試験結果によりその性能や是非等を判断するのだが、人間が現地を踏みしめても到底計り知れないオーダーのもの。現場を歩きながら、先月まで田畑だったその土地に、4、5mのコンクリート柱が所狭しと並んでいる土中の風景を思い浮かべてみる。見えなすぎて体感的な確証は持てず、また長閑な風景から一転するその強烈な印象により、抒情的には破滅的なものになりがちだ。でもその強烈さゆえ、敢えて人間的で現実的な営みであることを実感しやすくなる。そこに立場上の償いを添えながら、反作用が前と変化したかと土地を踏みしめる。判っているのにおかしなものだが、もうほぼ見ることのない縁の下の力持ちへの呪いとしておこうと思う。
