想定内というものの – 定例3 – 2022-10-19

陽が差すも寒空ひろがる冬然りの午後、週一の定例出席のため現場に足を運ぶ。
工程では床下や天井裏の設備配管類の仕込みと上げ床が終了し、本日から内部壁の下地組が始まる予定であった。さぞかし慌ただしくなっているだろうと現場に入ると、昼過ぎというのにひっそりしていた。多くの脚立足場が積み上げられているだけで作業する職人は見当たらない。現場担当者曰く、軽鉄間仕切り業者にコロナ患者が発生し、その会社全員がPCR検査の対象になってしまい作業を1日ずらすことになった、とのこと。想定内というものの、実際その影響が目の前に現れると気持ちまで寒風吹きすさぶよう。と、同時に「1日でええの」と心の中で呟く。

 

 

様々な対策を講じても工事現場での事故がなくならないように、ウィルスに対する安全・安心策を早期に確立することなど不可能だろう。ただ予防や防止の意識を高めながら使命や仕事に邁進することには皆同意する。今は、目に見えないものが迫りつつある恐怖と不可抗力がもたらすある種の開き直りが混在しているのかもしれないが、リモートではできない現場だからこそ気を緩めず粛々と目の前の状況を前に進めること、またその進め方を検討し共有することが肝要となる。設備配管類の仕舞状況を確認しながら、関係者が大事に至らず早く現場復帰できるよう願う。