基礎配筋の後、2階の鉄骨の建て方について中間検査が実施される。
問題は特にない。また初めて受けた頃のあの過剰なほどの緊張もない。敢えてそれを思い返す余裕もある程だが、検査は検査。抜け目なくチェック項目を確認し、不備等あればその対応方法まで意に留めておく。検査員の方々は、そんな自身の一、二回りも経験を積まれた専門家であることから、思いもよらぬ項目に意見を投げかけてくることもある。その場合、慌てることなく誠意を持って対応することが肝要といえる。またその誠意は、おそらく余裕があるほど発揮されると思う。検査の内容次第では、工事を止めることさえ起こり得る状況下、日々汗を流し、設計内容をなんとか実現しようとする多くの職人や職方、工事関係者の代表の一人として、慣習化された経験に胡座をかくのではなく、経験が増すほどに痛感する立場上の責任を全うする必要がある。いつも見ている空間に様々異なる視点をあてがうと、いつもとちがう景色が広がっているようで面白い。
